茨城県筑西市

１、子宮頸がんとは　子宮頸がんは年間1万人が罹患し、約2,800人が死亡しており、患者数・死亡者数とも近年漸増傾向にあります。特に、他の年齢層に比較して50歳未満の若い世代で罹患の増加が問題となっています。子宮頸がんの原因は、そのほとんどがヒトパピローマウイルス（HPV）です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２、ワクチンの効果　厚生労働省が発表した資料によると、ワクチンの接種を1万人が受けると、受けなければ子宮頸がんになっていた約７０人ががんにならなくてすみ、約２０人の命が助かると試算されています。国内外の研究結果から、ワクチン接種による子宮頸がんの予防効果などのメリットが、副反応などのデメリットよりも大きいことが確認されております。ワクチンは３種類あり、サーバリックスおよびガーダシルは子宮頸がんの原因の５０～７０％、シルガード９は８０～９０％防ぐとされています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３、キャッチアップ接種について　HPVワクチンは、小学校６年生～高校１年生相当の女子を対象に定期接種が行われていますが、令和４年度から６年度の３年間に限り、HPVワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方を対象に「キャッチアップ接種」を実施しています。公費で接種を受けられるのは令和７年３月３１日までとなります。標準的なスケジュールで３回接種を終えるためには、令和６年９月末までに１回目の接種を受ける必要がありますので、ご希望の方はお早めにご検討ください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　〇次の２つの条件を満たす方がキャッチアップの対象となります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１）平成９年４月２日～平成２０年４月１日生まれの女性　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２）過去にHPVワクチンの接種を合計３回受けていない方　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４、問い合わせ先　健康増進課　TEL0296-22-0506　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※厚生労働省　https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html　　※【２０２４年度版】筑西市健康カレンダー　https://www.city.chikusei.lg.jp/page/page004576.html