住民票の写し

住民票の写しは、各種手続きの際に住所を証明するために用いられます。代表的な取得方法に、役所の窓口での申請、郵送による請求と受け取り、コンビニエンスストアなどでのプリント(マイナンバーカードが必要)があります。
対象となる人
住民票の写しを請求できるのは、基本的には本人または同一世帯に属する方です。委任状を用意して代理人が請求することも可能です。
内容
取得方法の比較
代表的な3つの取得方法を比較して、簡単にまとめると次のようになります。
取得方法 | 特徴 |
---|---|
窓口 | ○ 特別な事前準備は不要 △ 役所への訪問が必要(混雑している場合も) |
郵送 | ○ 役所への訪問が不要 △ 準備の手間や費用が少し増える △ 入手までに日数がかかる |
コンビニ | ○ 全国の多くのコンビニが対応し、その場でプリント可能 ○ 手数料が低く設定されていることが多い △ マイナンバーカードが必要 |
以下では、それぞれの取得方法で必要なものなど詳細を説明します。
窓口での交付
住所地の役所や出張所の窓口で手続きをする方法です。その場で住民票の写しを受け取ることができます。
持ち物
- 本人確認書類
マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど - 手数料
300円前後、自治体により異なる - 委任状(代理人の場合)
より詳しくはお住まいの自治体の公式ページをご確認ください。
郵送による請求
必要な書類をまとめて郵便で送り、後日に自治体から住民票の写しが返送されてくる方法です。
請求時に送るもの
- 請求書
請求する人の氏名や連絡先、請求する理由などを記述したもの(自治体の公式サイトから書式をダウンロードできる場合が多い) - 本人確認書類のコピー
マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなどのコピー - 返送用の封筒と切手
封筒には宛名を記入する - 手数料
定額小為替(郵便局)を同封して納付する場合が多い。金額は300円前後(自治体により異なる)
住民票の写しが届くまでの日数は、1週間から10日前後と説明している自治体が多いです。自治体によって幅があるため、十分な余裕を持ってご準備ください。
送付先の住所など、より詳しくはお住まいの自治体の公式ページをご確認ください。
コンビニでのプリント
マイナンバーカードをお持ちの場合、全国のコンビニエンスストア等のマルチコピー機を利用して、住民票の写しをその場でプリントすることができます。
対応する店舗で、毎日6時30分から23時までの間に利用可能です。
持ち物
- マイナンバーカード
一部の自治体では住民基本台帳カードでも利用可能 - 手数料
200円前後、自治体により異なる
多くの自治体では、窓口や郵送よりも手数料が低く設定されています。住所地とは違う場所にある店舗でも利用できます。
詳しくはコンビニ交付の公式サイト(地方公共団体情報システム機構)内の以下のページなどでご確認ください。
注意点(共通)
マイナンバーの記載について
取得の際に、住民票の写しにマイナンバーを記載するかどうかの選択があります。用途によっては、マイナンバーが記載されたものの提出は拒否されることがあるため、提出先からの指定にご注意ください。
有効期限について
住民票の写し自体にいわゆる有効期限はありません。通常は提出先から「何カ月以内に発行されたもの」という指定があるため、その点にご注意ください。
最終更新日:
※Photo by Aflo